赤ちゃんの便秘解消法

一般的に便秘とは何かのウィルスや菌によって引き起こされるものではなく、個人の体質に大きく影響されるものです。よって対処法や予防法もさまざまなものがあり、それぞれが自分にあった方法を見つけていくしかありません。それでは赤ちゃんの便秘対策として、よく用いられるものをあげてみましょう。

 

まず、便秘の予防やお母さんとのスキンシップをかねて、毎日の生活の中で取り入れたいものにマッサージがあります。代表的なものはおなかの上を「の」の字に手のひらでさすってあげるものです。また、気分転換をかねて外出したり、はいはいやあんよができるようになった赤ちゃんは適度な運動をすることで、腸の動きを活発にすることができます。

 

赤ちゃんの体の機能は、大人のように確立したものではありません。うまく動かないときに、お母さんがちょっと手を貸してあげると、スムースに動き出すことが良くあります。そういった意味で、お母さんの指や綿棒で肛門付近を刺激してみることも、排便を促すことにつながります。

 

離乳食が始まった赤ちゃんは食べ物での便秘対策が有効です。うんちを柔らかくして腸の中を流れやすくするにはオレンジ、プルーン、トマト、にんじんなど。腸の働きを活発にする整腸作用のある食べ物では、ヨーグルトやりんご、納豆、オリゴ糖など。便の量が少ないと出てきにくいので量を増やしたいときには、イモ類、コーンフレーク、豆、海苔、きのこなどが良いでしょう。

 

2〜3才になってトイレトレーニングを始めたら、ぜひともうんちの時間を一定にしてください。 お母さんがオムツから離れる時ももうすぐです。上手なリードで便秘の心配からも解放されたいものです。

生後まもなく、まだ自由に動けない赤ちゃんにとって、お母さんのしてくれるマッサージは心地いいだけではなく、運動の代わりにもなります。

 

便秘のときには、お腹の上を「の」の字の形にマッサージを行うと効果があります。おへそから始めて、ゆっくりと手のひら全体で「の」を書いてください。あまり力を入れすぎると赤ちゃんが苦しくなってしまいますが、適度の刺激を与えると腸が動き出して排便が促されます。

 

便秘になると、赤ちゃんの下腹がぽっこりと出てしまうこともあります。そうなると、赤ちゃんも苦しいし、マッサージも痛がってしまうことがあるので、様子を見ながら力の入れ方や方法を変えます。毎日の入浴後などにこのマッサージを習慣として取り入れることで、腸の活動が活発になって便秘の予防にもなります。

 

そのほかに、赤ちゃんを仰向けにして足を片方ずつゆっくりと前後してあげる方法も効果的です。足の前後運動で腸が程よく刺激を受けます。また、赤ちゃんが嫌がらないなら、お母さんが見守りながらうつぶせにする方法もあります。赤ちゃんは体をのけぞらせようとするので、腹筋も鍛えられることにもなりうんちを送り出す力が育っていきます。

 

赤ちゃんはお母さんとのスキンシップが大好きです。お母さんに抱っこされているあかちゃんは、心から安心して穏やかな顔をしているでしょう。お風呂上りやおむつ交換の後など、赤ちゃんがリラックスしているときに、遊びの一つとしてマッサージを取り入れていけば、便秘の予防ともなります。

赤ちゃんにとってお母さんの指で触れてもらうのはとても気持ちのいいものです。刺激を与える方法としても、お母さんの体の一部ということで赤ちゃんも安心しますし、お母さん自身も力の入れ方や赤ちゃんへの刺激の強さなどが、じかにわかることでコントロールが容易になります。お母さんの指の刺激による便秘対策は2通りあります。

 

一つは、指で肛門付近を静かに押してあげることです。このとき気をつけたいのは、必ずお母さんのつめを切って、清潔な指先で行うことです。万が一つめで傷を作ってしまったりすると、ばい菌が入ってしまったり、痛くて赤ちゃんがうんちを出すのを嫌がり便秘を悪化させてしまいます。

 

もう一つは、赤ちゃんのお腹の腸の辺りに手のひらをのせて、指一本ずつで静かに刺激を与えてください。赤ちゃんはくすぐったくて喜ぶかも知れません。遊びの感覚で楽しく行ってください。

 

また、赤ちゃんは授乳の後のゲップが上手に出せなくて便秘になってしまうこともあります。抱っこをしたときに手のひらをカップのように丸めて背中をぽんぽんとたたいてあげてください。ゲップが出たり、背中の筋肉が緩んで赤ちゃんがリラックスします。

 

赤ちゃんはまだ生まれたばかり、うんちを上手に出せないのは当たり前だと考えて、うんちを出すのは気持ちのいいことだと感じるように、お母さんがリードしてあげましょう。言葉や理屈の通じない赤ちゃんですから、気持ちいい、と感じることそのものが、便秘だけではなくいろんなことをいい方向に向かせていくのです。

赤ちゃんの便秘対策には綿棒浣腸がよく用いられます。赤ちゃんの腸はちょっとした刺激でうんちが出せることが良くあります。まず、綿棒にベビーオイルを少量つけて、肛門付近をつついてみてください。それだけで便が出てくることもあります。

 

うんちが出てこなかったら、ゆっくりと綿棒を肛門に1〜2センチ差し込んでみてください。赤ちゃんが動いてしまうと危険なので、足はしっかりと支えてください。そして静かに綿棒を入れたり出したり、または少しだけまわしてみましょう。急にうんちが出てくるので、必ずオムツや新聞紙の上で行ってください。

 

比較的よく用いられる方法ではありますが、マッサージや指による刺激、または離乳食を食べている赤ちゃんなら食事による便秘対策を行ってから、それでも排便がなかった時に行ってください。初めて綿棒浣腸をするお母さんは、なかなか怖くて綿棒を差し込めないかも知れません。

 

また、それだけではうんちが出てこないかも知れません。そのときは無理をせずに、お医者さんにいってください。また、赤ちゃん検診の時に保健婦さんからコツを教えてもらっておくと、自分で行うときに不安がなくなります。

 

便秘のときはうんちが固くて、肛門に傷をつけてしまっていることもあります。綿棒浣腸をするときは、お母さんの手を良く洗ってばい菌が傷口に触れることのないように気をつけましょう。また、肛門浣腸をしなければうんちが出なくなってしまうような癖がついてしまうことも、あまりありません。刺激を受けているうちに、次第に機能が発達してきます。ただ、赤ちゃんが嫌がって余計にストレスになってしまうような時は、他の方法を試してみるようにしましょう。

生後間もないころの赤ちゃんは母乳やミルクで育っています。液体だけの食生活なのにうんちは出るし便秘もします。そのころの赤ちゃんのうんちは、母乳やミルクの中の脂肪分や分解されなかったカス、体から出る分泌物のカスもまたうんちとなって排出されています。

 

便が腸に留まる時間が長いと、水分がどんどん吸収されて固くなってきます。固くなった便は流れていきにくいのでますます腸の中に留まり後から流れてきた柔らかい便をせき止めます。水分が便秘を解消するために必要なことは明白です。どのように摂取すれば効率よく便秘の解消につながるのでしょうか?

 

母乳やミルクが不足していて便が出ない、ということがありますから、赤ちゃんの体重を量ったり、飲んだミルクの量を記録したりして十分に足りているかは確認してください。白湯や麦茶なども水分摂取としてはいいのですが、便秘対策としては砂糖水やみかんジュース、プルーンジュースなどがお勧めです。

 

糖分には整腸作用があるため、腸がうんちを送り出そうとする蠕動運動を活発化させます。ジュースなどは、離乳食を始める前、かなり早い時期から与えることができるので、うんちがでないな、と感じたら飲ませてあげてください。

 

離乳食が始まると、ご飯でおなかがいっぱいになり母乳やミルクの量が減ります。食事の環境が変わるだけでなく、相対的に水分も減ってしまうので便秘が起こりやすくなります。赤ちゃんは体が小さいため、水分の不足は脱水症状につながることもあります。水分が不足していないか、お母さんは特に気をつけてあげてください。

適度な運動は赤ちゃんの便秘対策だけではなく、赤ちゃんの発達そのものに大切なものです。生後まもなく、寝返りやはいはいのできない赤ちゃんには、お母さんが手を貸してあげてください。オムツ交換の時など、やさしく赤ちゃんの足を持って曲げたり伸ばしたり、強く引っ張ると脱臼してしまうことがあるので気をつけてください。足の運動は、そのまま腸にも刺激を与えますので、うんちがスムースに出てくるようになります。

 

お座りや、はいはいができるようになると、赤ちゃんの運動もぐっとバラエティー豊かになってきます。お座りしながら赤ちゃんがおしりをぴょんぴょん動かしている姿は、お父さんお母さんにはかわいくてたまりません。時には一緒にはいはいしてみるのも楽しいものです。できるだけ赤ちゃんが自由に動けるように見守ってあげてください。

 

自分で歩けるようになれば、いよいよ外遊びの時です。お父さんお母さんだけではなく、たくさんの大人や子どもと触れ合うことができます。特に自分以外の子どもの存在は、赤ちゃんにとってはとても大きな刺激となります。友だちができたら、赤ちゃんはもううれしくてたまりません。

 

お母さんには、まだ夜の授乳があってゆっくり眠ることもできないかもしれません。日中も家事や上の子の育児で忙しいかもしれません。赤ちゃんの遊びに付き合うのも大変です。もちろん無理は禁物、できる範囲で赤ちゃんに付き合ってください。

 

体を動かせば赤ちゃんはぐっすりお昼寝をします。また、お腹がすいてたくさん離乳食をたべたりおっぱいを飲んだりするでしょう。そうなればうんちの量も増えてくるし、腹筋も鍛えられるはずです。適度な運動が便秘の解消に役に立つことは、大人になっても変わりありません。

神経性の便秘があることを考えても、赤ちゃんの気分が便秘に関係してくることは明らかです。大人が毎日家の中に閉じこもって、単調な生活を送っていたらどうでしょう。おそらくは大変なストレスをこうむって体調を崩してしまいかねません。同じように赤ちゃんも家の中ばかりにいて刺激が少なかったらストレスで便秘になってしまいます。

 

気分転換は赤ちゃんの便秘を解消する上では決して見過ごせないものです。まだ動けない赤ちゃんでも、ベビーカーでのお散歩はとても喜びます。言葉で表すことがなくても表情を見れば穏やかでしょう。ましてや、はいはいできるようになったり、歩けるようになったりすると、赤ちゃんの世界もぐんと広がり、それにあわせて好奇心もどんどん育ってきます。お天気のいい暖かい日はお外へ出かけてください。

 

風や砂の感触、高い空、赤ちゃんにとってはどれもみな新鮮です。大人にとっては何ということもない近所の小さな公園だって、赤ちゃんにとってはワンダーランドです。滑り台もブランコも、赤ちゃんにとってはどんなに刺激的なものなのか、想像してみてください。

 

今はお天気の悪い日にも赤ちゃんが遊べるような、児童館や保育スペースを自治体が用意しているところも珍しくありません。お母さんにとっても、家の中だけで赤ちゃんと過ごすより、外でほかのお母さん達とおしゃべりや情報交換が楽しめるのではないでしょうか。

 

とはいえ、あまり強い刺激も赤ちゃんには逆効果です。また、お母さん同士のお付き合いが苦手なお母さんもいます。外へ出て行くことが親子にとってストレスにならないよう、みんな一緒ではなく、我が家のやり方を見つけていくことが大切です。

それまであまり便秘にならなかった赤ちゃんが離乳食が始まった途端に、ひどい便秘になってしまうことは珍しくありません。原因は、母乳やミルクの量が減ることで水分不足を招いたり、固形のうんちを腸が上手に出せなかったり、急な食生活の変化がストレスになったり、さまざまなことが考えられます。

 

離乳食が始まれば、食べ物で赤ちゃんの便秘を解消することができるようになります。それまで、外的な刺激にしか頼れなかったのですが、食べ物には排便に効果のあるものがたくさんあります。

 

一つには、便を柔らかくして腸の中を流れやすくするもので、オレンジやプルーン、トマト、にんじんなどがあります。固いうんちは腸での流れを悪くするばかりではなく、肛門から出て行くときに入り口を切ってしまうこともあります。そうなるとますます赤ちゃんは痛がって便を出したくなくなってしまうことがあります。

 

二つ目には、整腸作用がある食べ物です。りんごやヨーグルト、納豆、オリゴ糖などがあります。糖分やビフィズス菌は腸の中の善玉菌の働きを助け、腸の動きを活発にします。

 

三つ目には、うんちすなわち食べ物のカスの量を増すものです。イモ類、コーンフレーク、豆、海苔、きのこ類などが挙げられます。うんちそのものの量が少ないとなかなか排出されないので、消化されない繊維を多く含むものを食べると量が増えて排出されやすくなります。

 

お母さんにとって、離乳食によって便秘が解消されればそれに越したことはありません。しかし、なかなか離乳食を食べてくれない赤ちゃんだって、決して珍しくはないのです。あせりは禁物です。便秘解消法はたくさんあります。赤ちゃんは生まれたばかり、ゆっくりいきましょう。

トイレトレーニングが始まる2〜3歳ぐらいになると、生活のリズムがだんだん整ってきます。赤ちゃんが便秘がちならば、うんちの時間を決めてトイレに誘ってみてください。これは便秘の解消法というよりは、むしろ便秘の予防法といったほうが適切でしょう。

 

たとえば朝食の後にトイレに連れて行きます。出ても出なくても「うんちをするよ」とお母さんが声をかけて、一緒にいきむ練習をしてみたりしながらしばらく様子を見ます。その前にお腹のマッサージを取り入れるのもいいでしょう。朝は忙しいお母さんならば、お昼でも夜でもかまいません。赤ちゃんがうんちを出すのは気持ちいい、と思えるようにお母さんは環境を整えてください。

 

排便も規則正しい生活の中に位置づけます。起きる時間、食事やおやつの時間、お散歩やお風呂、ある程度の時間を決めて生活することは、これから社会に出て行く赤ちゃんにとっても有意義なことです。

 

まだ、お母さんと2人で過ごす時間の長い赤ちゃんのうちから始めておくと、自我が発達してきた時よりも自然に身についていきます。うんちを出すことも決まった時間に体が反応してくるようになったらしめたものです。また、お母さんにとっても、排便のおおよその時間がつかめることで、いつうんちが出るかわからない心配がだいぶ取り除かれるのではないでしょうか?

 

気をつけたいのは、お母さんの決めたうんちの時間と赤ちゃんの体のリズムが合わない時です。がんばりやさんのお母さんほど、「時間だから」と必死になってしまいがちです。一番大切なことは、赤ちゃんが「うんちをすることは気持ちがいい」と感じることです。ストレスになるようなら、しばらくの間やめてしまいましょう。いつでもまたはじめられることですから。