市販の便秘薬を使用してもよい?

生後1年までは、市販の便秘薬の使用は避けてください。誕生したばかりの赤ちゃんは体格の個人差が大きい上に、少しの刺激でもダメージが大きいものです。お母さんとはいえ、赤ちゃんの症状を正確に把握するのはとても難しいといえます。

 

大人のように、年齢や月齢で単純にはくくれません。たとえば大人は多少水分を取らなくても、すぐに脱水症状になったりはしませんが、赤ちゃんが脱水症状になるのにさほどの時間は必要ありません。こまめに水分補給をしなければ、夏の暑さの中ではあっという間です。

 

薬は体に刺激を与えるものですから、それぞれの赤ちゃんのそれぞれの症状に、どんな薬をどのくらい与えるべきかは、やはりお医者さんに判断してもらうほうがいいでしょう。また、便秘薬といっても、食品に近い整腸剤や浣腸、口から飲む下剤があります。整腸剤については比較的安心して与えられるものです。間違って飲みすぎてしまっても、赤ちゃんの体にダメージを与えることがあまりありません。

 

浣腸は管を肛門に入れるコツをつかんで濃さと量を間違えなければ、お母さんが自宅で行っても問題ないでしょう。これらは比較的早い時期から市販の薬を利用しやすいといえます。けれど、口から飲む下剤は市販のものより病院で処方してもらったほうが安心です。

 

市販の便秘薬は、赤ちゃんの体にもダメージがないように研究されて作られています。怖いのは、市販の薬そのものというよりは、市販の薬を使用することで病院にいかずに、深刻な病気を見逃してしまうことです。赤ちゃんの体は、待ったが利きません。不安があるときは受診をお勧めします。赤ちゃんの症状に対してお母さんが「大丈夫」と自信を持てるようになったら、市販のお薬もそろそろ使える時といえるのかも知れません。